@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:02000006, author = {角, 一典}, issue = {1}, journal = {北海道教育大学紀要. 基礎研究編}, month = {Jul}, note = {本稿は,ジブリ映画の原点ともいえる『太陽の王子ホルスの大冒険』における政治的志向性を明らかにしようとするものである。1960年代中頃以降,国内では,高度経済成長にともなう公害の発生や,地方における村落的秩序の解体と並行して,都市において拡大するニュータウンでの社会的紐帯の欠如が問題化し,国外では,アメリカが引き起こしたベトナム戦争が泥沼化し,日本はその兵站として加担することで,戦後民主主義の理想との矛盾を抱えていた。そうした時代背景の中で,『太陽の王子ホルスの大冒険』は,人々(子どもたち)に連帯の大切さを訴えかけるという意図をもって作られている。そして,本稿では,連帯の本質,言い換えれば,真の意味における連帯の成立条件として,①主体性・自発性・能動性,②日常性,③寛容の3つが重要な要素であると整理した。}, pages = {35--45}, title = {ジブリの政治思想(1) : 『太陽の王子ホルスの大冒険』における連帯の意味}, volume = {74}, year = {2023} }