@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:02000087, author = {李, 知恩}, issue = {2}, journal = {北海道教育大学紀要. 基礎研究編}, month = {Jan}, note = {本研究は,大学生が絵画鑑賞を一般的に難しいと感じ,自身の理想的なそれに到達することに戸惑いを抱えているのではという疑問から出発した。この研究では,女性が描かれた絵画を対象にし,「色を残して人物の表情が見えない」場合と「色がないモノクロの表情が見える」場合に分けて,大学生を対象に18項目の形容詞を用いて印象評価を行った。その結果,大学生は色彩よりも顔の表情を重視し,最も印象的だと捉えている尺度は「可愛らしさ」であり,次に「女性的」「繊細な」項目と関連していることが確認できた。同時に大学生の絵画鑑賞は,登場人物の性別,表情,ポーズ,小物などの情報に焦点が集まる傾向が再確認された。一方,刺激材料の後に提示した原作に対して大学生が高い評価を示す傾向と,「可愛らしい」項目との相関から,「可愛らしい」「女性的」「繊細な」以外にも,「明るい」「暖かい」「楽しい」「柔らかな」といった要素に入っていることから大学生が鑑賞をする際に,単に一つの感情にとらわれることではなく,幅広く繊細に感じ取る可能性が示唆された。}, pages = {157--165}, title = {大学生における女性の描かれた絵画の印象評価 : 色彩と人物の表情の比較を中心に}, volume = {74}, year = {2024} }