@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:02000211, author = {二本柳, 歩花 and 山本, 悟 and 越川, 茂樹}, journal = {釧路論集}, month = {Feb}, note = {本研究は,地域スポーツクラブの継続的活動を可能にする要因について明らかにするため,20年以上の活動を行っている地域スポーツクラブを対象として参与観察を行った。その結果,以下のことが明らかになった。1)研究の対象となったクラブはチームスポーツではあまり見ることのない,「弱い結びつき」で結ばれているクラブであることが確認できた。同クラブ,互いを干渉しすぎずにミニバレーボールを楽しむことのできる環境にあり,「開放的」「横断的」な集団であるからこそ,誰もが気軽に参加することが可能となっている。2)母親クラブの会長であるKさんは,「顔の広い」人物であり,様々なコミュニティに自分の居場所をもっていて,誰からも信頼されるような人物である。そのような人物が,施設を借りている児童館の方やメンバーとコミュニケーションをとることで,組織を安定して運営してくれているからこそ,このクラブは継続をしていくことが可能になっている。3)クラブ活動内の関係性が成り立っているのは,機能集団のような互いの結びつきが強く,出入りが難しいクラブではなく,互いが参加できるときに気楽に参加できるという認識のもとで「信頼」や互いに干渉をすることが少ないからこそ,関係性が崩れ,クラブ活動の継続が危うくならいという「心理的安全性」が成り立っている。ゆえにこのクラブは持続が可能になっている。}, pages = {31--37}, title = {地域スポーツクラブの持続的活動を可能にする要因}, volume = {55}, year = {2024} }