@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:02000223, author = {榊原, 岳}, journal = {学校教育学会誌}, month = {Sep}, note = {本研究の目的は、日本の教室において、ほぼ必須アイテムとして掲示されている「学級目標」について、ある中学校の学級目標のテキストマイニングを行い、またそのテキストの分析結果を行動分析学的視点で概観し、「テキストマイニング×行動分析学」の視点から、学級目標が生徒の行動に向上的変容を及ぼす可能性について検討することである。ユーザーローカルAIテキストマイニングツールにより、出現頻度が高い検索ワードを視覚化するワードクラウド、単語出現頻度ランキング表、共起出現頻度ランキング表、共起ネットワークにより分析を行った。その結果、1)A中学校学級目標には、「全力」「協力」などの多くの仮説的構成概念が使用されていたこと、2)「クラス&全力」「できる&クラス」「全力&取り組む」など、頻出する共起関係の多くの組み合わせが、行動分析学の集団随伴性を連想させる語群であったことなどがわかった。また3)ルール支配行動の視点で考察すると、A中学校学級目標の機能を高めるためには、よりわかりやすい具体的な下位行動目標を付記するなどの工夫が必要であること、さらに4)プライアンス的なテキストに対しては、十分な社会的強化が与えられるシステムの構築も必要であることなどが示唆された。}, pages = {40--49}, title = {中学校「学級目標」のテキストマイニングと行動分析学的視点による検討 : A中学校15クラスの分析を通して}, volume = {26}, year = {2023} }