@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:00006859, author = {長尾, 智絵}, issue = {2}, journal = {北海道教育大学紀要. 教育科学編}, month = {Feb}, note = {本稿は,国民学校芸能科音楽の教育課程が成立する時期において,それに関する陸軍の動向を明らかにしたものである。芸能科音楽の基礎練習の1つである「聴音練習」は「軍部の圧力」によって,笈田光吉の「絶対音感教育」が採用された結果であると言われてきた。しかし「軍部の圧力」については,それが陸軍を指しているのか,海軍を指しているのか,またはその両方を指しているのか明確ではない。そこで本稿では,これまで「軍部の圧力」の根拠とされてきた陸軍の資料について,これまで公開されてこなかった一次資料を使って,改めて検討することにした。さらに,当時,陸軍が刊行していた雑誌上での議論に注目し,陸軍が絶対音感教育についてどのような見解を持っていたのかも検討した。その結果から,「聴音練習」に関して陸軍による文部省への圧力といえるものはなかったと結論づけた。}, pages = {49--59}, title = {国民学校芸能科音楽「聴音練習」成立期における陸軍の動向}, volume = {70}, year = {2020} }