@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:00006868, author = {田中, 邦明}, issue = {2}, journal = {北海道教育大学紀要. 教育科学編}, month = {Feb}, note = {全国の大学コンソーシアムの成立過程を黎明期,確立期,発展期に三区分し,この間における私立短期大学の改廃と大学コンソーシアムへの加盟の有無との関連性について統計的解析を行った。私立短期大学の改廃時に当該校または統合先校のいずれかが地域の大学コンソーシアムに加盟していた加盟群と近隣に大学コンソーシアムがありながら非加盟であった非加盟群,近隣地域に大学コンソーシアムが未結成であった未結成群で,廃止または統合・改組となった学校数の割合を比較した。その結果,廃止となった学校の割合は加盟群が非加盟群より有意に低く,統合・改組された学校の割合は加盟群が非加盟群より有意に高かった。また,廃止によって失われた学生定員総数は,非加盟群が加盟群および未結成群よりも有意に多く,統合・改組によって温存された学生定員総数は,加盟群と未結成群では非加盟群よりも有意に多かった。さらに,最近11年間の全国大学コンソーシアムの事業内訳件数の推移から,合同FD・SD・IRなどの連携・協同による教育改革事業の割合が最も伸張していたことが明らかとなった。以上のことから,地域における大学コンソーシアムの存在と加盟が,地域での多様な公共的教育サービスの提供と連携・協同による高等教育改革を促進するとともに,地域の大学経営者や高等教育リーダーの意識を高めたことが,私立短期大学の改組や他大学への統合・昇格を促し,結果として地域の若年人口の確保,住民の多様な高等教育アクセスを保障し,地域の高等教育の持続的発展に貢献してきた可能性が示唆された。}, pages = {171--182}, title = {我が国の大学教育改革に果たしてきた大学コンソーシアムの役割 : 全国私立短期大学の改廃と大学コンソーシアム加盟との関連性からの考察}, volume = {70}, year = {2020} }