@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:00007019, author = {木村, 育恵 and 跡部, 千慧 and 村上, 郷子 and 河野, 銀子 and 田口, 久美子 and 池上, 徹 and 井上, いずみ and 高野, 良子}, issue = {1}, journal = {北海道教育大学紀要. 教育科学編}, month = {Aug}, note = {本稿では,「教員育成指標」にみる昨今の教員政策の制度改革が教員の働き方にいかなる影響を与えるのかを検討した。教員養成や育成の改革は,新自由主義的な政策の影響下でスタンダードベースのシステムを強く求める世界的な潮流と符号しつつ,矢継ぎ早に進行してきた。中教審2015年答申では,都道府県等教育委員会に「教員育成指標」の策定が要請された。「教員育成指標」は,官制主導で一元的に教員の育成を細かく規格化・標準化するものである。昨今の同僚性が失われている組織構造において,「教員育成指標」は,“一人でがんばりたい先生”の手掛かりになり得る。一方,こうした指標は,自律的な働き方を阻害する危険もはらむ。自律的な働き方ができないことは,ワーク・ライフ・バランスにも影響するため,キャリア形成上の障壁となりかねない。こうした労働環境は,人生設計の多様性には対応しえず,性別職域分離の再生産につながることが示唆される。}, pages = {11--19}, title = {教員育成指標は教員の働き方に何を及ぼすか : 教員版・ジョブ・ディスクリプションの課題}, volume = {72}, year = {2021} }