@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:00007079, author = {伊藤, 泰}, issue = {1}, journal = {北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編}, month = {Aug}, note = {憲法に規定された諸権利を自然権的な人権とみなすか,実証主義的に捉えるかという問題は,裁判等における人々の行動にだけでなく,遡って,権利条項案の憲法への挿入について検討を行う立憲段階の人々の選択にも影響を与えるかもしれない。その際,立憲段階の人々への影響については,憲法上の権利に関する諸理論に共通の要因によるものと,自然権論,実証主義的権利論に特有の要因によるものとが考えられる。このうち前者の要因としては,憲法改正への交渉に伴う費用の削減や,権利条項の文言の操作や当該条項の解釈の誘導を通じた外部費用の削減などがあり得よう。また後者の要因としては,自然権的な人権論の普及のもとで国家権力に対する人々の態度に変化が見られること,さらには人権論あるいは実証主義的権利論を法適用機関が採用するだろうことに伴う外部費用の変化などが考えられよう。}, pages = {17--32}, title = {人権と憲法上の権利 : 権利論が権利条項の選択に与える影響}, volume = {72}, year = {2021} }