@article{oai:hokkyodai.repo.nii.ac.jp:00007127, author = {松原, 尚志}, issue = {2}, journal = {北海道教育大学紀要. 自然科学編}, month = {Feb}, note = {1970年4月に雄別炭礦株式会社から北海道教育大学釧路分校(現釧路校)地学研究室に多くの研究機器・地質資料が寄贈された。当時の新聞記事から,寄贈を受けたのは研究機器・器材 31点,地質調査資料149点,ボーリング日誌138点,図書466冊,航測図および空中写真等であることが判明している。寄贈から半世紀あまりを過ぎた今日におけるこれらの機器・器材,資料の所蔵状態を調査した。その結果,現存しているのは図書1冊,空中写真27枚,研究機器4点のみであることが明らかとなった。また,海外産の石炭標本18点とその展示ケースが雄別炭礦からの寄贈品である可能性が示唆された。現存する研究機器は当時の炭鉱会社の地質調査部門で使用していた研究機器を継承している数少ない例であるほか,科学技術史的にも貴重なものが含まれる。一方,石炭標本は主に1960〜1970年代に閉山したドイツ・イギリスの炭鉱産のもので,資料的価値が高い。文献調査の結果,1990年代中期までは未公表の炭鉱資料が研究室に残されていたことが推定される。それ以後,2000年度の旧自然科学棟から現在の研究B棟への移転の間に,多くの機器・資料は外部機関に移管されたか廃棄された可能性が示唆される。}, pages = {15--27}, title = {北海道教育大学釧路校地学研究室所蔵の雄別炭礦株式会社寄贈機器・資料とその意義}, volume = {72}, year = {2022} }